【参加レポート】丹波篠山、丹波、三田の3市の青年会議所合同「地域未来セミナー」ワークショップ

· 活動レポート

2021年4月17日、小山龍介准教授の声掛けにより、事業構想ネットワークのメンバー1名が、丹波篠山市、丹波市、三田市の青年会議所合同の「地域未来セミナー」のワークショップのサポートをさせていただきました。 

丹波篠山市、丹波市、三田市は兵庫県の東部に近接して位置しています。青年会議所(以下JC)が誰がどんな活動をしているのかあまり知られていないかもしれませんが、全国に700弱以上団体が存在しており、今回の3つのJCもその中の団体の一つです。青年会議所は地域経済の将来を担う20~40歳の若手経営者層の人材育成やネットワークづくりを目的にし、地域社会に貢献するために勉強会やボランティア活動など様々な活動を行っています。 

多くの日本の地方が抱える人口減少・流出・少子高齢化に伴う様々な課題を3市も抱えており、地域経済を今後活性していくためにどのような未来を描き、新しい事業をつくっていけるのかを考えたいとのことで小山准教授にお声がかかりました。 

丹波篠山市にあるセミナー会場に集まったのは40名程度、男性が9割、女性が1割といった構成でした。セミナー開始の冒頭に小山准教授から、Appleの例を例えながらバックキャスティングで考える重要性や3市がいがみ合う事なく、お互いが共創しながら、未来を考えていく事が重要であることを説明しました。その後、8テーブル程度に分かれて、「ワールドカフェ」を行いました。 

事業構想ネットワークメンバーは、各テーブルにサポート的に入り、アイディアだしのサポートを行いました。「3地域でプロスポーツチームを作って、地域リーグをつくる」「3地域をまたいだマイクロツーリズム構想」「外国人移住者や、インバウンド増加に備え、外国人が好むインディカ米などを丹波ブランドで作って外国人を呼び込む」など様々なテーブルで多彩な面白いアイディアがでていました。またワールドカフェを通じて、地域全体のチームビルディングができて横のつながりができていたように思いました。 

ワークショップを終えて、参加者からは「普段では思いつかないアイディアが次々と出た」「こういった形でワールドカフェ形式で話し合う場を自社でも取り入れていきたい」などの声があり、地域におけるこうした場やツールの提供は今後さまざまな地域でも必要な事のように感じました。 

まとめ

地域を超えて、こういった場や機会があることは重要で、地域のリーダーが学んだ方法論を自分たちでも実施していけるようになっていくのが理想だと思いました。また小さい頃から当たり前のようにこう言った議論ができる地域文化が根付いていけると日本の地域社会に未来に必要なのかもしれないと感じました。一方で、議論の質をどう挙げていくのか、持続的な事業として形にしアクションできるエコシステムを地域全体でどう作っていくべきなのか、今後の地域における事業構想のひとつの課題として考えていきたいと思いました。(文責・伊勢数磨)

すべての投稿
×

もう少しで完了します。

あなたのメールアドレスにメールを送信しました。 読者登録の承認のため、届いたメールのリンクをクリックください。

OK